インフラエンジニアの仕事【設計・構築】

インフラエンジニアの仕事【設計・構築】

こんにちは!
キャリアプラスIT領域担当の山本です。

昨今ではインフラエンジニアのお仕事が大変注目されており、未経験からでも始めることが出来る教育体制を整えております。
そこで今回は、インフラエンジニアの仕事【設計・構築】の業務内容を紹介していゆきます!
※その他のエンジニア職については、こちらで紹介しています!

 

❚ インフラエンジニアの仕事

インフラエンジニアの仕事を簡単に言うと、「インターネットという道路を整備したり、補修したり、管理する仕事」です。

今や第4のインフラとも呼ばれるネットワークインフラを任されているエンジニアです。
もちろんですが、仕事の責任はとても重大です。
 

そして、インフラエンジニアの仕事は以下のように、大きく3つに分かれています。


 ① 設計
 ② 構築
 ③ 運用・保守


 ※他にも様々な分類の仕方がありますが、当記事では上記のように分類します。 


① 設計
インフラエンジニアの仕事の中でも、もっとも難易度が高い仕事です。
お客様の要望をヒヤリングし、どんなネットワークシステムを構築するかを考えるので、相当なスキルが求められます。

② 構築
設計書をもとに、ネットワークを作り上げる仕事です。
サーバーがクラウド上にある場合と物理的に存在する場合などで、業務内容も大きく違いますが、
実際にサーバーを用意したり、機器に設定を投入したり、配線を行ったりと、様々な業務内容があります。ルーターやスイッチなど、ネットワーク機器に触れることが出来ますので、機器が好きな人にはピッタリな仕事です。

③ 運用・保守
運用されているネットワークが正常に動いているのかを、監視したり保守をする仕事です。万が一の障害に備えてバックアップを用意したり、 定期的にネットワークの構成やリソースの見直しをします。 
ユーザーやデータ量の加減に応じてNW機器の設定変更などを行います。
また、データ量が増えている時は、データの通り道を太くするために特定のユーザーにのみ専用のネットワークにアクセスできるようにする等、細かい設定をします。
保守についてはネットワークが正常に稼働しているのか常に監視をし、 ネットワークを守る仕事です。
流れているデータを確認したり、トラブルが起きたら原因を特定し速やかに障害・故障対応を行います。


業務内容を3段階に分けて紹介させて頂きましたが、 実際の業務では「運用6割・構築4割」や「構築2割・監視8割」など複数の要素が組み合わさっていることが多いです。

今回は【①設計・②構築】の業務について、ご紹介いたします。

 

❚ 設計・構築とは

改めまして、 設計・構築とは、お客様のご要望をヒアリングして、ネットワークの設計の提案をして実際に作る仕事です。

お客様のご要望を理解し計画をたてて実現していく為には、細かい打ち合わせで相手の意図を汲み取り必要な情報を調査する情報収集能力や、品質を担保して形にするネットワーク機器や周辺機器に対する専門知識と技術力といったスキルが求められます。
また、ほとんどの案件には決まった納期がありますので 決められた期日までにやりきる遂行力が求められます。

一例として、主な業務は以下になります。

・担当案件の概要を把握する
・Config作成
・検証作業
・作業手順書の作成
・作業日統制

 

❚ 概要

上述それぞれの業務について簡単にご紹介いたします。

・担当案件の概要を把握する
作業内容の方向性を定める重要な業務となります。
ヒアリングシート(注文書)やパラメータシート(現行の機器設定や構成情報)を元に案件概要を把握します。情報不備があれば、関連部署やお客様へ問い合わせをして認識を合わせます。
ここでお客様のご要望や現状の設定や、構成情報について 認識に不備が生じてしまうと、この後の工程である手順書の作成や検証作業にも多大な影響を及ぼすことになりますので慎重にかつ正確に行わなければならない重要な業務です。


・Config作成
マニュアル等を参照し、Configを作成していきます。
新規、リプレース、設定変更などの内容によって、作成するConfigは異なってきます。


・検証作業
実機を用いてお客様のNW構成と同様の状態を構築し、作成したConfigで想定通りの要件になるかを検証します。障害試験などもこの時に実施し、作業手順書の作成に向けて エビデンスの情報収集を行います。


・作業手順書の作成
検証作業を終えたら、ヒアリングシートやパラメータシート、Configを元に作業手順書を作成していきます。 誰が見てもこの手順書を見て作業をこなせるよう意識して作成するのがポイントです。


・作業日統制
現地でトラブルがあった場合には作業員の方より問い合わせを頂いて対応します。例えばConfigを入れたら想定外のログが出力されたなどの報告が電話で頂くこともあります。 作業員からの報告をもとに原因調査や作業指示を行い、無事に終了するまで責任をもって業務に携わります。


作業が無事に終了したら、報告書の作成や構成資料の更新などを行なって終了します。
参画するプロジェクトによって、分担方法、準備期間、作業の流れは異なるとは思いますが、大まかなイメージが伝わればうれしいです。

 

❚ 魅力

設計・構築業務に携わる際の魅力についてご紹介していきます。

・ゼロから作り上げたNWがお客様の通信を支える事
設計構築業務では、ネットワークを作り上げるのが主業務になりますので、ヒアリングシートやパラメータシートといった様々な情報から 使用する機器やプロトコル、構成に落とし込むまでのプロセスは大変ではありますが、作り上げることに非常にやりがいを感じれます。

・検証作業
作成したConfigや構成がスムーズにいけばOKです。もしもスムーズにいかなくても、お客様の要件を満たすために構成の見直しやConfigの修正等の試行錯誤する過程は後の力になります。
理論上は可能でも、機器の型番やIOSのver.違いなど色々な要因で想定とは違う結果になる事もあって、新たな気付きを得られる作業でもあります。

 

❚ まとめ

運用・保守業務(前記事参照)と比較していかがでしたでしょうか。

ネットワークエンジニアの仕事内容は、専門職ということもありイメージがしづらい印象がありますが、実際に飛び込んでみないと分からなかったということが多いです。
裏側や仕組みを知ることができ、その仕事に携われることは誇りや、やりがいを感じます。

少しでも参考になりましたら嬉しいです。

簡単ではありましたが設計・構築業務についての紹介でした。

また、もしインフラエンジニアに興味が湧きましたら、こちらの求人がおすすめです!